ニッケイ・シンキング

主に日経新聞を題材にして、忽那ゼミ生が365日コメントを書く、 知的思考広場である。 コメントの切り口は多岐にわたり、ロジカルシンキング、経済学、ファイナンス、アントレプレナーシップ等が用いられる。

「キャッシュフローを読む」

朝刊16 投資・財務1
「キャッシュフローを読む」

 収益環境が厳しくなる中で、企業の実力を測る指標として現金収支(キャッシュフロー)への関心が高まっている。成長投資を加速するにも、株主への利益配分を増やすにも必要になるのは現金。損益計算書の影に隠れがちな現金収支の読み解き方を探る。


この記事ではキャッシュフローの重要性について解説しています。
記事によると、未だ会計上の利益が重視されているという事実はあるものの、
最近ではキャッシュに目を向けられてきたとあります。

・株主責任
この記事を読んで一番考えたことは、株主責任です。
キャッシュフローは記事にもあるように、企業活動の源泉となる重要な指標です。
また、株式会社として株主に報いるための指標でもあります。
つまり、会計指標入門の中にあったように、キャッシュフローとは、
どの企業にとっても意識しなければならない指標と言えます。

キャッシュフローの動きをみるキャッシュフロー計算書は、
どうやら2000年3月期から導入されたそうです。
キャッシュフローが意識されてからまだそこまで月日は経っていないようです。
しかし、最近より注目されてきた「株主重視の経営」によって、
株主の富の源泉であるキャッシュフローが注目され始めました。

キャッシュフローが理解されるためには3者がその役割を果たさなければいけません。

一つは当然、企業自身です。
経営指標としてキャッシュフローに関係したものを導入したり、
それを意識した経営をして情報を開示していかなければなりません。

二つ目にintermediaryです。
金融情報業者や新聞、テレビなどのメディア、証券会社などは、
キャッシュフローの重要性を株主に伝えなければなりません。
より正確な知識や情報を提供することで、株主を教育しなければなりません。


最後にこの記事を見て最も感じた、株主(投資家)責任です。
彼らが最も意識を持って、重要な指標を理解しようとしなければなりません。
株主はプリンシパルとしてエージェントをモニタリングする必要があります。
しかし、そのモニタリングも正しい知識があったうえで成り立つものです。
株主は自分の権利を主張するために、それに関わることをしっかりと理解し、
その上でエージェントを監視、時には主張しなければなりません。

このような記事等が増え、株主の間に理解が浸透することが重要です。
  1. 2008/07/01(火) 02:35:01|
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兵庫県にある神戸大学経営学部のゼミである。 アントレプレナーファイナンスを専攻している。

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